規格住宅とは?注文住宅・建売住宅の違いやメリット・デメリットを解説
憧れのマイホームの夢を実現したいと考えている人に、規格住宅をおすすめします。無駄なコストを削減して、限られた予算のなかで建てる住宅を指しますが、工期が短くて予算に応じたプランが豊富にあるので安心してください。今回の記事では、注文住宅と建売住宅との違いについても紹介します。家づくりをスタートさせましょう。
規格住宅とは?メリット・デメリット
メリットを4つ、デメリットを4つ紹介するので、参考にしてください。
規格住宅とは
無駄なコストを削減して、限られた予算のなかで建てる住宅を指します。
建築コストを安く抑えられるメリット
自分が理想とする住宅に住みたいという夢はありますが、無限にお金はありません。規格住宅であれば、建築コストを安く抑えられるので、まとまったお金が手元にない人でもマイホームの夢が叶います。
パッケージ化された商品から選択できるメリット
いくつかのパッケージ化された商品から選択できます。デザインや素材選びなどに自信がない人も、壁紙の色や水回り設備などを選択しましょう。ただし、メーカーが指定されている場合がほとんどなので注意してください。
工事の期間が短いメリット
住宅のサイズや設備が決まっているので、工事の期間を短縮できます。途中で変更することがないので、淡々と進行するでしょう。
予算に応じたプランが豊富にあるメリット
自分の予算の範囲内で商品を選択できるようになっています。オプションを利用しなければ、ホームページなどに掲載されている価格で住宅を建てられるでしょう。最近では、若いファミリーを対象にした、無理せず手頃に購入できる規格住宅が人気を集めています。
間取りや窓の配置などを変更できないデメリット
工場であらかじめ部材をカットしたものを、トラックに載せて現場まで運んでいます。そのため、間取りや窓の配置などは変更できないようになっています。どうしても変更したい場合は、注文住宅も選択肢に入れましょう。ただし、コストが高額になるデメリットと、工期が長くなるデメリットがあります。
土地の形状に合わなくて建てられないときがあるデメリット
土地の形状に合わせて建てる注文住宅とは異なります。そのため、住宅を建てたい土地を見つけても却下される可能性があります。どのような土地であれば工事してもらえるのか確認しましょう。
規格で決められた設備しか選択できないデメリット
メーカーによって設備の豊富さが異なります。充分な選択肢が提案されないと、不満に思うこともあるでしょう。事前にどのようなメーカーの商品を選択できるのか確認しておきましょう。
決められた規格を変更するときはコストが発生するデメリット
規格サイズが決まっているので、部材をあらかじめ工場でカットしてから、現場で組み立てる方法を採用しているのが特徴です。そのため、規格外のサイズを注文すると、イレギュラーの対応になってしまうので、コストが発生してしまいます。もともと変更に対応するのが得意ではないので、その場合は注文住宅も選択肢に入れましょう。
注文住宅との違いは?
どこが違うのか見ていきましょう。
注文住宅とは
オーダーメイドで1から作ることにこだわっている住宅を指します。たとえば、庭を設けたい、ガレージを併設したい、吹き抜けの天井にしたいなどの要望を建築会社に伝えると、それらを実現できるようにサポートしてもらえます。壁紙の素材や色なども自分好みにできるので、憧れのマイホームを叶えたい人から人気を集めています。
こちらのメリットは、自分の理想を実現できることです。デメリットは、打ち合わせの回数が多くなるので工期が長くなるだけではなく、コストが高額になります。規格住宅は、パッケージ化された商品から選択するので工期が短く、間取りや窓の配置などを変更できないのでコストを抑えられます。そして、ある程度の知識が求められている点も、規格住宅とは異なります。打ち合わせのときに、デザインや素材などについてコミュニケーションできる人は、注文住宅を選択しましょう。
建売住宅との違いは?
どこが違うのか見ていきましょう。
建売住宅とは
住宅がすでに建てられているので、すぐに入居できるのがメリットです。また、価格が判明しているので、追加費用が発生する心配はありません。坪単価は規格住宅とほぼ同じで、45~70万円となっています。規格住宅との共通点は、間取りや窓の配置などを変更できないところです。
違うところは、自分が希望する場所で生活できないということです。すでに住宅が建てられているので、子どもの通学や通勤などを考慮して、住宅を建てる場所を選定したい人には向いていないでしょう。そのため、できる限り費用を抑えて、すぐに入居したいと考えている人におすすめです。
まとめ
予算をできる限り抑えたい人や、豊富なプランから自分好みのものを選択したいと考えている人は、規格住宅を選択しましょう。間取りや窓の配置などが決まっているので、デザインやセンスに自信がない人でも、安心してサービスを利用できます。子どもの通学や職場までの通勤を便利にするために引っ越ししたいと考えている人に、工期が短い規格住宅がおすすめです。