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注文住宅は床材にこだわろう!床材の種類について詳しく解説

公開日:2024/06/15  

床材

注文住宅の印象は、床材の種類によって大きく変わります。それに加えて、床材の種類ごとにメリット・デメリットがあるため、家づくりにおいては適切な床材選びが必要です。本記事では、注文住宅における床材について詳しく解説します。床材を選ぶ際に気をつけるポイントも一緒に紹介するので、ぜひ参考にして下さい。

床材の種類・特徴

床材の選択は、住宅のデザインや使用環境に合わせて慎重に行う必要があります。各種床材の特徴やメリット、デメリットを理解し、ニーズに応じた最適な素材を選ぶことが大切です。

フローリング

まず、フローリングは耐久性が高く、自然な風合いが魅力です。無垢フローリングと複合フローリングの2種類があり、木材の樹種によって特性が異なります。針葉樹は柔らかく、広葉樹は硬く傷つきにくいです。

タイル

タイルはスタイリッシュで汚れや水に強い特徴がありますが、裸足で歩くと冷たい感触があります。タイルは主に玄関や水まわりに適しています。

畳は伝統的な和室の床材であり、柔らかく弾力性があります。リラックスした雰囲気を醸し出す一方で、日焼けや湿気に弱く、定期的なメンテナンスが必要です。

カーペット

カーペットは柔らかく保温性が高く、特に子供や高齢者向けですが、掃除が難しく、ホコリや髪の毛が溜まりやすいというデメリットがあります。

フロアタイル

フロアタイルは合成樹脂製で耐久性や耐水性が高く、店舗の床材としても利用されます。クッションフロアは防水性が高く、クッション性があり、施工しやすい素材ですが、デザインの制約や変色のリスクがあります。

フローリングの種類を解説

フローリングは床材として一般的であり、その中でも大きく「無垢フローリング」と「複合(合板)フローリング」の2つのタイプが存在します。それぞれの特徴や利点、欠点を見ていきましょう。

無垢フローリング

まず「無垢フローリング」は自然の木から板を切り出したものです。これは単に「無垢材」とも呼ばれます。樹種によって異なりますが、杉やヒノキ、オーク、チークなどが一般的です。この種類のフローリングの最大の利点は、自然素材ならではの風合いやぬくもり、肌触り、そして木の香りを楽しめることです。

素足で歩いたときの感触や、経年変化による色や風合いの変化も魅力的です。また、断熱性や保温性に優れ、湿度の調整も行いやすいのが特徴です。ただし、天候や湿度の変化に影響を受けやすく、膨張や収縮による問題が発生する可能性があります。また、汚れや傷つきにも比較的敏感であり、定期的なメンテナンスが必要です。

複合フローリング

一方「複合(合板)フローリング」は合板や集成材などの表面に化粧材を貼ったものです。このタイプは安定性が高く、収縮や変形のリスクが低いのが特徴です。表面加工によって耐久性や防水性も向上し、メンテナンスが比較的容易です。

さらに、無垢フローリングよりも安価であり、豊富なデザインや性能バリエーションも魅力です。しかし、木の質感や風合いは劣る場合があり、傷ついた際には補修が難しいこともあります。

床材を選ぶ際にポイント

床材選びのポイントを考える上で、まずは部屋の用途に合わせて選ぶことが肝要です。各部屋での利用頻度や使用目的に応じて、適した素材を選ぶことで、快適で便利な空間を実現できます。リビングルームでは、家具の配置や動線による摩耗が考えられます。

そのため、耐久性が高く凹みに強いフローリングが好ましいでしょう。また、リビングの雰囲気を左右する色選びも重要です。暖かみのあるダークカラーや明るいホワイト系、おしゃれなグレイッシュカラーなど、インテリアとの調和を考慮しましょう。

キッチンは、水や油の飛沫が多く発生する場所ですので、耐水性が高く、汚れが拭き取りやすい素材が必要です。クッションフロアやフロアタイル、合板フローリングなどが適しています。また、タイルは耐久性がありますが、硬い素材なので割れやすい点に留意が必要です。寝室では、くつろぎや安らぎを感じることが重要です。

凹みにくく耐久性のあるフローリングや、足触りの良いカーペットがおすすめです。特に、無垢のフローリングは足触りが柔らかく、リラックスできる空間を演出します。子ども部屋では、安全性を重視して選ぶことが重要です。汚れが拭き取りやすく、転んでもケガしない素材が好まれます。

クッションフロアや合板フローリングが最適です。また、木の質感を感じる無垢材も良い選択肢ですが、柔らかい針葉樹の樹種を選ぶことがポイントです。トイレや洗面脱衣所では、防水性が重要です。水に濡れる機会が多いため、クッションフロアが適しています。

木製の床材を選ぶ場合は、水濡れ対策が必要です。玄関は、家の出入り口であり、汚れが付着しやすい場所です。耐水性のある硬い素材が適しています。また、タイルや天然石を採用することで、ホテルライクな高級感を演出できます。

さらに、床材を選ぶ際には、カタログだけでなく実物を確認することも大切です。特に、日本では素足で過ごす習慣があるため、足触りの良さも重視されます。実際に触れてみて、色合いや質感を確かめることで、後悔を避けることができます。

まとめ

注文住宅の床材は、家の印象を大きく左右する重要な要素です。様々な種類があり、それぞれに特徴やメリットがあります。無垢フローリングは自然な風合いとぬくもりがありますが、複合フローリングは安定性が高くメンテナンスが容易です。

他にもタイルや畳、カーペットなど、部屋の用途やデザインに応じて選択肢があります。床材を選ぶ際には、部屋の使い方やデザインコンセプトを考慮し、実物を確認することが大切です。足触りや風合いなど、生活に密着した要素も見逃せません。適切な床材の選択は、快適で魅力的な住空間を実現するために欠かせません。

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