注文住宅のお風呂づくりで失敗しないために!お風呂の種類や成功のポイント
注文住宅では、自由に間取りや外観が決められます。そして、キッチンやバスなどの設備も、自由に選ぶことができるのが醍醐味ですよね。そこで、今回はお風呂の種類について解説します。さらに、注文住宅のお風呂づくりで失敗しないためのポイントも紹介します。しっかりチェックして、後悔のないお風呂場づくりをしましょう。
注文住宅で作れるお風呂の種類
注文住宅で作れるお風呂の種類には大きく分けて3つの種類があります。
■システムバス
システムバスはユニットバスとも呼ばれており、日本が発祥の浴室形式です。お風呂自体がパッケージ化されており、メーカーの工場などであらかじめ床や壁、浴槽などを作り、現場で組み立てて作り上げていくものです。システムバスの特徴としては工期が早く済むというところにあります。あらかじめ工場でパーツが作られているため、現場では組み立てるだけでお風呂が完成します。
また、最近ではカラーバリエーションが増え、さまざまな機能がついたシステムバスが増えてきています。しかし、パッケージ化されているシステムバスは微妙なサイズ調整や浴室形状などを自由に決めることができません。
■在来風呂
在来風呂は造作風呂と呼ばれており、浴槽だけでなく、床や壁、天井から窓に至るまで、すべてを現場で作り上げていくものです。オーダーメイドでお風呂を作ることができるため、自由にサイズや色、形状などを指定できます。たとえば、景色が見えるように大きな窓をつけたり、露天風呂を作れたりします。
■ハーフユニットバス
ハーフユニットバスは、浴槽と床についてはシステムバスと同様に工場で製作されます。しかし、壁や天井は現場で制作するものです。ハーフユニットバスは壁のデザインや天井の照明などを自由に決めることができ、システムバスよりも自由度が高い種類となります。
設置不必要なオプション
システムバスはメーカーの工場にてあらかじめ各パーツを作るのが特徴です。しかし、メーカーによっては多くのオプションを用意しており、自由度が高い商品もあります。しかし、中には設置したものの、まったく使わないといった不必要なオプションもしばしばあります。それでは、どのようなオプションが設置不必要なのでしょうか。詳しくみていきましょう。
■浴室テレビ
最近では、賃貸アパートやマンションでも浴室にテレビがついているところが増えてきました。注文住宅でも、お風呂を選ぶ際に浴室テレビをつけるかどうかを選ぶことができます。オプション費用がかかってしまうため、つけるかどうかを迷ってしまうことが多いですが、あったらよいなと思い設置する方が多いです。
しかし、浴室内でテレビを見ることができるため、どうしても長風呂になってしまいます。そのため、家族が多いところでは、次の人が入れなくなってしまうということも少なくありません。したがって、浴室テレビをオプションでつけたものの、結局は使用しなくなったということも珍しくありません。
■ミストサウナ
各メーカーがオプションにミストサウナ機能を設定しています。カタログにもミストサウナを使用するメリットなどが多く記載されているため、導入をしようか迷ってしまうことがあります。しかし、実際にミストサウナをオプションで採用した利用者の中でも使う機会があまりないという声が少なくありません。
お風呂作り成功のポイント
どのようなところに注意をしてお風呂作りをしていけばよいのでしょうか。お風呂作りの成功ポイントについて紹介していきます。お風呂作りをしていく上で欠かせないのは「窓」の存在です。最近のお風呂には換気扇が付けられていますが、換気扇の機能だけでは充分に湿気を外に逃がすことができず、カビが発生してしまうことがあります。したがって、窓を使って換気をしたほうが、カビ発生のリスクを抑えることができます。しかし、窓が大きすぎると、冬場の寒い時期には外からの冷気が入ってしまうため、適度な大きさの窓を採用することをおすすめします。
また、床材などに水はけのよいものを選ぶのもポイントです。いくら換気をしたところで、水はけが悪いとカビの発生だけでなく水垢の原因にもなってしまいます。そのため、水はけのよい床材を選ぶことが大切です。
さらに、浴室スペースの広さを確保することも重要です。1416サイズ、1616サイズ、1618サイズなど浴室にはさまざまな種類の広さがあります。もちろん広さに応じて値段が高くなっていきますが、必要のないオプションをつけるのであれば浴室を広くした方が使い勝手がよくなります。とくに小さな子どもやペットがいる場合は浴室が広いと非常に便利です。
まとめ
注文住宅を建てる際、お風呂の種類やサイズを決めることができます。しかし、お風呂には大きく分けて3つの種類があり、どれを選ぶかで予算や見た目、機能が大きく変わります。また、お風呂作りに失敗しないためにも、「換気」や「水はけ」に注意することが大切です。