パッシブデザインでおすすめの注文住宅2選
太陽光や風といった、自然のエネルギーを利用して住環境を整えるパッシブデザインの家です。光熱費を抑えることができる省エネ住宅として、デザイン住宅の中でも大変注目を集めています。デザイン一つで快適な暮らしが実現するのなら、設計に取り入れてみたいと思いませんか?今回はパッシブデザインでおすすめの注文住宅メーカーを紹介します。
日本ハウジング株式会社
日本ハウジング
住所:〒870-0943 大分県大分市大字片島75-1
TEL:097-567-0009
土地ごとに異なる風や太陽光を利用して、夏は涼しく冬は暖かい、より快適な暮らしを作り出すパッシブデザイン設計です。そんなパッシブデザインの家づくりを行っている会社の一つが、日本ハウジング株式会社です。国内有数の林産国である大分県の豊かな自然素材を利用した、日本ハウジングの家づくりの特徴とは、どんなものなのでしょうか。
家づくりを徹底サポート
お客さんが建ててよかった!と思える家づくりのために、日本ハウジングはお客さんととことん向き合い、理想の家を形にする努力を惜しみません。まずはお客さんが家づくりの基礎知識をしっかり身に付けることで、自分自身の言葉で理想の家を語れるようになると言います。
その理想を家、庭、インテリアの設計士にしっかりと伝えることで、何度も話し合いながら、具体的なイメージへと変えていきます。デザインされた設計は3D化され、VRで確認することも可能です。室内の様子や窓から庭がどのように見えるかなど、可視化することで完成後のイメージをよりクリアにすることができます。
気候・災害に強い家
安心に強い家とは、暑さや寒さ、地震、台風などの自然災害から守ってくれる家ではないでしょうか。日本ハウジングの作る家は、外気に左右されない高断熱設計となっています。大分の厳選された自然素材を用いた自然呼吸のできる家は、冷暖房費が約4分の1にまで抑えられ、結露を防ぐことで、カビやダニの発生を防ぎます。
また、家から庭までトータル設計を行っているため、庭の植木によって夏の西日を避けられ、日が傾く冬には、南側から日差しを多く取り込む調整まで可能という点がメリットです。耐震に関しては強度計算をしっかり行い、計算を上回るような建物にすること、さらに時間が経過しても、性能を維持するという課題をもとに設計しています。
長く住める家づくり
世代の変化によって変わるのがライフスタイルです。3世代に渡って住める家を提案するのが、日本ハウジングの家です。「在来木造軸組み工法」の採用によって、間取りの変更が可能な家となっています。住む人、住む人数、住む世代の変化によって改築の自由度を高くすることで、より長く住める家づくりを提案しています。
木楽舎
株式会社木楽舎あんどう住宅設計室
住所:〒870-0829 大分県大分市椎迫1組の2
TEL:097-544-4554
四季を通じた居心地の良さを、家づくりにどう実現していくかテーマに掲げ、お客さんの家づくりに寄り添う株式会社木楽舎(きらくしゃ)は、自然の力を味方に究極のパッシブデザインを得意とする会社です。
昔の良さを生かした家づくりを提案
木楽舎が作る家は建築的な工夫によって、自然との対話を行う家を心掛けています。温熱環境を建築で整え、エアコンに頼らなくても、心地よく過ごせる時間を増やします。
木楽舎では昨今、減りつつある軒や庇、縁側のある家も暮らしを豊かにするものとして大切にしています。また、人工的な建材の普及により、古くからの家のような木肌が見える住宅が減っていますが、あえて木肌が見える、ほっとするような空間作りをしているのが特徴です。
屋根については日本の気候・風土に合った山なりの屋根に、明かりは暖かな暖色系の照明を用いるなど、懐かしい昔ながらの風合いを残した住まいづくりを提案しています。
シミュレーションを生かしたデザイン
木楽舎の強みは大分の気候風土に慣れ親しんできた、地域密着型の会社という点。その土地の気候を把握しているからこそ叶うパッシブデザインの家は、自然の力を最大限に活用した省エネな家です。
木楽舎では設計の下準備として、さまざまなシミュレーションを行っています。日照シミュレーション、通風計画の策定、室温や光熱費シミュレーションを行い、窓の配置といったデザインに活かすことができます。
無料体験、勉強会、相談などのサポートが豊富
ハウスメーカー選びに大切なのは、資料請求やネットでの情報収集だけでなく、実際にメーカーが建てた家を見学し、家の質感や作り手の人間性を自分の目で見て感じることです。
木楽舎では住宅という人生で一番高価な買い物に失敗しないようにお客さんに注文住宅の基礎知識や間取り、素材、デザインや耐震について学ぶ勉強会を開催しています。必要な資金や住宅ローンに関する相談、住宅を建てるための土地探しについても相談が可能です。
さらに住まいづくりイベントを多数開催。完成見学会や構造見学会を通して、夢の実現に向けたイメージを明確にしていくことができるでしょう。住まいづくりへの知識が高まったところで、ヒアリングを通してコンセプトの確認、ラフプランの作成を行います。
契約の前段階でこんなにも多くの充実したサポートが受けられるのは、木楽舎の最大のメリットと言えるでしょう。
大分県エリア情報
大分県は温泉でも有名な地であり、近年住みたいと思う方も増えています。そこで実際に大分県の地域環境についてまとめてみました。
大分県の特徴
まずは大分県の特徴を紹介します。大分県は7割が森林と野原になっており、自然豊かな地となっています。
また食に関しても団子汁という代表的な郷土料理があり、カボスや乾燥しいたけの生産量は全国で1位を誇っています。生活環境に関しては、各地で気象状況が異なり、冬でも天候が安定している地域や台風の時期に大雨が降る地域などさまざまです。
持ち家の割合としては全国平均が61.2%であるのに対して大分県は63.6%のため、平均よりも高い傾向にあります。教育環境に関しては、おおいた子育て応援パスポート事業が設置され、協賛しているお店にていろいろな特典を受けられることや子ども1人につき予防接種などに利用できる1万円分のクーポンの配布など、他にもさまざまなサービスを提供し、子育て満足度日本一をモットーとして取り組んでいます。
また授業内容に関しても、他県から注目を集め、評価されているワンランク上の授業の実現を目指しています。そして移住支援も提供しており、大分県へ移住後に最大100万円の移住支援金が支給されるものも用意されています。
このように大分県は、自然や食、子育て環境において恵まれており、移住しやすいメリットが多く含まれています。特に要件を満たせば移住支援金をもらえるのは、移住する上で非常にメリットでしょう。
空き家の割合も全国平均が13.6%に対し、大分県は16.8%となっているため、住宅探しもスムーズに行えることでしょう。
坪単価情報
次に大分県の坪単価について見ていきます。大分県での2021年の坪単価平均は、国土交通省公表による公示地価から1坪あたり19万7,022円となっています。
市町村別にトップ10の地域の坪単価平均を比較すると、1位は大分市で25万6,663円、2位は由布市で20万5,661円、3位は別府市で16万4,417円、4位は日田市14万5,895円、5位は佐伯市で13万7,567円、6位は臼杵市で13万6,198円、7位は豊後大野市で12万3,719円、8位は日出町で12万2,148円、9位は中津市で10万2,589円、10位は津久見市で10万1,884円となっています。2位と3位の由布市と別府市は、有名な温泉エリアにもなっているため、観光地としても活気のある地域です。
そのため、人の出入りが多い地域は坪単価平均も高くなる傾向にあると言えます。
大分市のハザードマップ
マイホームを購入するにあたって、住宅メーカー選びは非常に重要です。それと同時に、土地選びも慎重に行わなければなりません。駅やスーパー、病院などへの利便性はもちろん、その土地が安全かどうかは確認しておかなければなりませんよね。そのために役立つのがハザードマップです。
ハザードマップとは、自然災害から命を守るため、被害が想定される場所や避難場所などを示した地図のことです。大分市では、土砂災害、洪水、ため池、津波、地震に関するハザードマップが公開されています。
また、浸水想定区域や指定緊急避難場所やなどについて掲載されいるので、もしもの時に備えて確認しておくと良いでしょう。
上の図の洪水ハザードマップは大分市の洪水が起こった時の大まかな浸水想定区域が記載されています。番号ごとに、より細かい浸水想定区域が公式ページから見れます。また洪水以外のハザードマップも公開されています。
これから土地を購入し、注文住宅を建築するという方は、自然災害が起きた時の事を想定して購入するとより安心できるでしょう。
ハザードマップは全国の自治体が用意しており、公式ホームページなどで誰でも見ることができます。大分市のハザードマップについてはこちらをご覧ください。
まとめ
今回は日本ハウジングと木楽舎のご紹介をしました。お客さんに住宅づくりの基礎知識を得てもらいながら、住宅を購入してもらうというスタイルは通じるものがあります。どちらのメーカーも、パッシブデザインで作り上げる住宅への想いは強く、快適かつ理想の家づくりへの手厚いサポートが期待できそうです。パッシブデザインの家を検討されている方は、、問い合わせ、または見学会への参加をしてみてください。